0歳から漢字が読めるって本当?赤ちゃんにこそ漢字教育を!

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絵本の文章がひらがなばかりで「読みづらい」と感じたことはありませんか?ひらがなだけだとどこまでがひとまとまりかわかりにくく、意味をつかむのに一苦労。それは赤ちゃんも同じです。

一般的には「ひらがなは簡単」「漢字は難しい」と思われがちですが、実はその逆。赤ちゃんにとってひらがなも漢字も「新しい記号」として目に入ります。さらに、漢字は一文字一文字に意味があるため、直感的に内容を理解しやすいというメリットがあります。今回は、『成功する家庭教育 最強の教科書 世界基準の子どもを育てる』を参考に、漢字教育の魅力と具体的な取り入れ方をご紹介します。

赤ちゃんが漢字を理解しやすい理由

一文字一文字に意味がある漢字は直感的にわかりやすい

例えば、「鳥」と「鶯(うぐいす)」を比較すると、どちらがイメージしやすいでしょう?
3歳の子どもに聞いてみると、「鶯」の方が分かり易いようです。「鳥」という漢字は抽象的すぎるため、何を指しているかわからず、一方で、「鶯」にはその鳥の特徴や名前を具体的に示しており、赤ちゃんにもイメージしやすいです。漢字は一文字で意味を伝えられるため、子どもにとっても、ひらがなよりも理解しやすい場合があります。

赤ちゃんにとってはひらがなも漢字も新しい記号

ひらがなだから簡単、漢字だから難しいということはありません。赤ちゃんにとっては、どちらも初めて触れる「形」。だからこそ、漢字を自然に取り入れることは特別難しいことではないのです。

なぜ早い段階で漢字に触れるべきなのか?

漢字教育と聞くと「難しそう」「まだ早い」と身構える方もいるかもしれません。しかし、乳幼児期には「書く」ことは求められず、形として認識し、意味をイメージすることが重要です。小学校で習う1,024文字程度が読めるようになると、本の内容をスムーズに理解できるようになります。

一方、ふりがなが多用された本や全てひらがなで書かれた本は、意味を理解するのに「変換」というプロセスを必要とします。これが子どもにとってはストレスになりやすいのです。早い段階で漢字に触れておけば、本を読むハードルが下がり、知識を吸収する幅が広がります。

また、書き順については、学校で学ぶタイミングで十分です。これからの時代、手書きの頻度は減る傾向にあるので、さらに書き順はテストでのみ問われるようになると思いますが、書き順自体もとても面白いので、もし書き順に興味を持ったお子さんには、止めずにぜひ深めてほしい学びの一つです。

乳幼児の漢字学習方法

私が実践している方法は、絵本の文章を漢字に置き換えることです。この方法は、赤ちゃんに漢字を自然に理解させるためのシンプルで効果的なアプローチです。

具体的な方法

  1. ラベルシールを使う
    絵本のひらがな部分にラベルシールを貼り、その上から漢字を書きます。字が細いと認識しづらく、太いと潰れてしまって読めないので、7mm程度のボールペンがおすすめです。
  2. 無理のない範囲で進める
    すべてのひらがなを漢字にする必要はありません。「山」「雨」など簡単で具体的なものから始めましょう。例えば、「うさぎ」や「りんご」のように普段漢字で表現しないものは、そのままひらがなで残してもOKです。
  3. まずは親が読み聞かせをする
    漢字に置き換えた絵本を、親が読み聞かせることで、赤ちゃんが自然に漢字に触れられます。
  4. クイズはしない
    「これなんて読むと思う?」という質問をしてしまうと、テストをされている気分になってしまい、途端に楽しくなくなってしまいます。一回触れただけで覚えられるわけはないので、クイズは出さず、読み聞かせに徹してください。いつの間にか自分で読めるようになり、読めることが楽しく、自分から読むようになりますので、ぜひその時を待ってみてください。

補助的な工夫:生活空間や漢字絵本を活用する

生活空間に漢字を取り入れる

廣津留真理さんが実践されていた方法で、家の中にあるものに漢字ラベルを貼るというものです。例えば「靴」「鞄」「傘」など、あらゆるものの目につくところに漢字の名前を貼ります。日常生活の中で漢字と意味を一緒に理解することができます。

石井式漢字絵本を活用する

幼稚園などでも取り入れられることが多い石井式漢字絵本を使用するのもおすすめです。この絵本はすべて漢字表記で、ふりがなはありません。読み聞かせを通じて、子どもが自然と漢字に慣れることができます。漢字絵本は専用の通販サイトやメルカリでも購入可能です。

幼稚園での漢字教育もチェック!

石井式を取り入れている幼稚園がたくさんあります。園によって程度は異なりますが、漢字絵本の音読や漢字カードの知育時間を設けている場合が多いです。また、園生活の中で自分や友達の名前を漢字で書くなど、日常的に漢字に触れる工夫がされています。園選びの際には、漢字教育が取り入れられているかどうかも参考にしてみてください。

赤ちゃん漢字教育のメリット

読書の負担が減る

漢字を理解できるようになると、ひらがなだけの文章を読むよりもスムーズに意味をつかめるようになります。その結果、読書が楽に、より内容を楽しむことに集中できます。

知識の幅が広がる

多くの漢字が読めるようになると、読める本の種類が増え、知識を深めるきっかけになります。廣津留真理さんの娘さんは3歳時点で日常生活に出てくる漢字はほとんど読めたそうです。

注意点:無理のない範囲で進めることが大切

赤ちゃんが楽しんで取り組めるよう、教え込むことはせず、遊び感覚で進めましょう。親子で楽しく学ぶことが、漢字教育を成功させる鍵です。

まとめ:絵本の漢字化で楽しい読書体験を!

赤ちゃんにとって漢字は難しいものではなく、むしろ直感的に内容を理解しやすいツールです。絵本のひらがなを漢字に置き換えることで、赤ちゃんが自然に漢字に触れ、知識の幅が広がるきっかけになります。

また、生活空間に漢字を取り入れたり、石井式漢字絵本を活用したりすることで、さらに漢字への親しみを深めることができます。

ぜひ、絵本の漢字化を取り入れながら、赤ちゃんの成長に合わせた楽しい漢字教育を始めてみてください!

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