子育てのゴールは何?
子どもが「いい大学に入ること」は子育ての最終的なゴールなのでしょうか?
現代は「VUCA時代」と呼ばれ、将来が予測できない不確実性に満ちた時代です。いい大学に入ることだけでは、将来が約束されるわけではありません。それでは、これからの時代に求められる力とは何でしょうか。そして、親が子どものためにできることとは?
参考書籍:『世界のトップ1%に育てる親の習慣ベスト45』
今回のテーマにぴったりの1冊をご紹介します。著者の廣津留真理さんは、地元の公立小中高からハーバード大学に進学し、ジュリアード音楽院でバイオリンを学んだ娘さんを育てた経験をもとに、親としての教育法を提案されています。
この本で特に注目したのは「家庭で地頭力を磨く方法」についての内容です。これからのグローバル時代を生き抜く力を育むには、学校や塾に頼るだけでは足りません。親が子どもの教育コンサルタントとなり、家庭での教育を通じて力を引き出すことが重要です。
私が実践していること
1. 好奇心と挑戦する力を育てる
常識にとらわれず、子どもが好きなことに積極的に飛びつき、リスクを恐れずに挑戦できる環境を整えます。失敗を恐れずに、チャンスを活かす行動力が、これからの時代には求められます。
2. リビング学習でのびのびと学ぶ
子ども部屋で勉強させるのではなく、家族が集まるいちばん広いリビングで学ぶ習慣をつけています。
リビングのベストポジションには、テレビの代わりに本棚を設置。本棚にはフィクションやノンフィクション、写真集や旅行ガイドなど、多様なジャンルの本を揃えています。
大切なのは、子どもだけの本棚にするのではなく、家族みんなの本棚にすること。親が読書を楽しむ姿を見せることで、子どもも自然と本に興味を持つようになります。
3. GRITを育てる
人生を成功に導く鍵として注目されている「GRIT(やり抜く力)」を育むことを大切にしています。
子どもの得意分野を見つけるのは親の役目です。「1万時間の法則」に基づき、得意を伸ばし、子どもがアワードや達成感を得られるように、見守りながらサポートしています。
自宅で使える英語力を身につける
『世界のトップ1%に育てる親の習慣ベスト45』では、ハーバード大学に通用する英語力を自宅で育む方法も詳しく紹介されています。
ただ単に知識としての英語を学ぶのではなく、実際に使えるスキルを家庭で身につける工夫が書かれており、非常に参考になります。
これからの時代を生き抜く力
これからの時代に必要な力は、「自ら考え、選び、行動する力」と「リスクを恐れず挑戦する姿勢」です。この本で紹介されている内容は、親が子どもの教育にどう関わるべきかを考える大きなヒントになります。学校や塾だけに頼らず、親がコンサルタントとなり、家庭教育を充実させることで、子どもが自分らしく生き抜く力を育てることができるでしょう。
まとめ
『世界のトップ1%に育てる親の習慣ベスト45』は、子どもの教育に悩む親にとって、大きなヒントを与えてくれる一冊です。これからの時代を幸せに活躍できる子どもに育てるための具体的な方法やアイデアが満載です。ぜひ一読し、家庭教育の中に取り入れてみてはいかがでしょうか?