子育てのゴールとは?これからの時代を生き抜くコンサルタント力

子育ての科学
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子育てのゴールとは何でしょうか?
いい大学に入れること? 有名企業に就職すること?
それとも、幸せに、自分らしく生きていく力を育てること?

現代は「VUCA時代」と呼ばれ、未来が予測しづらい社会です。
いい大学を出たからといって、安定した人生が約束されるとは限りません。

では、これからの時代を生き抜くために、本当に必要な力とは何なのか
親が子どもにしてあげられることは何なのか——。

今回は、廣津留真理さんの著書『世界のトップ1%に育てる親の習慣ベスト45』を参考に、これからの家庭教育のあり方について考えてみたいと思います。

地方公立からハーバード・ジュリアードへ——娘を導いた家庭教育

著者の廣津留真理さんの娘さんは、大分県の公立小中高からハーバード大学に進学し、さらにジュリアード音楽院にも通われました。

学歴だけを見ても驚きですが、彼女が注目されているのは、塾にも通わず、家庭で教育のベースを築いたという点です。

彼女が世界に羽ばたくことができた理由。それは、自分で「好き」を見つけ、それに必要な努力を主体的にできたからだと廣津留さんは語ります。

「教育コンサルタント」は親。家庭で地頭力を育てる

日本の学校教育は今もなお、知識偏重・暗記中心の受験体制が主流です。
ですが、これからの時代には答えのない問いに向き合い、自分で考え、判断し、行動する力が求められます。

本書では、「親は教育のコンサルタントであるべき」という考えのもと、学校や塾に頼らずに、家庭で地頭力を育てる方法が多数紹介されています。

幼児期から取り入れたい習慣と環境づくり

著者が推奨するのは、常識にとらわれず、「好き」に飛びつく子を育てる環境づくり。
リスクを恐れず挑戦できる力が、これからの時代には不可欠です。

リビングを「学びの場」にする

子ども部屋にこもって勉強させるのではなく、リビングでのびのびと学べる環境をつくることが勧められています。
テレビを置きがちなリビングの“特等席”には家族みんなの本棚を設置し、家族みんなで使う“知的な共有スペース”にしましょう。

本棚には、パパやママが好きな本を並べてOK。
絵本・美術書・旅行ガイド・写真集・洋書など、ジャンルは自由。
大人が楽しんでいる姿を見せることで、子どもも自然と本に手を伸ばすようになります。

娘のすみれさんを読書大好きに育てた絵本の読み方は▶️「0歳から漢字が読めるって本当?赤ちゃんにこそ漢字教育を!」

GRIT(やり抜く力)と「得意」の発見

成功に必要なのは才能よりGRIT(やり抜く力)
そのために親ができることは、子どもの「好き」「得意」を見つけてあげること

1万時間の法則(1つのことに1万時間取り組めば世界レベルに到達する)を意識し、
得意を伸ばし、小さなアワード(賞や達成)を一緒に喜びましょう。

非認知能力を伸ばす遊びについて▶️「子どもの非認知能力を育てる遊びとは?主体性を伸ばす方法」
日常生活で集中力を高めるについて▶️「5歳までの敏感期を逃さない!モンテッソーリ流“おしごと”で育つ力」

英語力も家庭で育てられる

本書では、英語力を自宅で育てる具体的な方法も数多く紹介されています。
英会話教室に通わずとも、家庭で身につく「使える英語力」には大いにヒントが詰まっています。

著者の英会話教室もあるので、よければチェックしてみてください▶️「ディーゴ英語教室

まとめ:子育てのゴールは、子どもが「自分の人生」を生きられるようになること

大学に入ること、安定した職に就くことも大切かもしれません。
でもそれ以上に大切なのは、自分の頭で考え、判断し、人生を切り拓く力

親がしてあげられることは、「型にハメる」ことではなく、子ども自身が「好き」を見つけ、夢中になれる環境を整えてあげることです。

『世界のトップ1%に育てる親の習慣ベスト45』には、そのためのヒントがぎゅっと詰まっています。
ぜひ一度手にとってみてください。

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