ベビーマッサージとの出会い
赤ちゃんが新生児期を過ぎて、起きている時間が少しずつ増えてくると、親としては「どのように過ごせばいいだろう?」と悩むことが多くなります。
私自身、その時期に出会ったのがベビーマッサージでした。きっかけは、地域の支援センターで開催されたイベントです。しかし、対面のイベントでは、その場の状況に応じて進行が変わるため、自宅で日常的に取り入れるには少しハードルを感じました。そこで、書籍を参考にすることで、より体系的に進めてみることにしました。
おすすめ書籍:「脳と体にいいことずくめのベビーマッサージ」
この書籍は、臨床発達心理士と鍼灸師という専門家が、科学的データを交えながらベビーマッサージの効果を解説してくれています。赤ちゃんと触れ合うことが「心・体・脳」にとって良い影響をもたらすことが科学的に証明されており、特に以下の点が印象的です。
- 触れ合いの効果:
ただ赤ちゃんに触れるだけで「オキシトシン(愛情ホルモン)」が分泌され、これが赤ちゃんの成長や情緒の安定に大きく寄与します。さらに、触れ合いは親にもリラックス効果をもたらし、育児や家事のストレス軽減に役立ちます。 - 触れ合いの質と量:
十分に触れ合った赤ちゃんは、甘えん坊になるどころか、満たされたことで自信を持ち、結果として自立心が育ちます。一方で、特に生後1年間の触れ合いが不足すると「サイレントベビー」と呼ばれる状態になる可能性があり、泣きや笑いが減少し、成長過程で問題行動が生じるリスクが高まると言われています。
紹介されているベビーマッサージ
書籍では、さまざまな場面やお悩みに対応したベビーマッサージの方法が紹介されています。中でも以下の内容が実践しやすく、おすすめです。
- わらべうたに合わせたマッサージ
赤ちゃんとの触れ合いを楽しみながら、リズム感も育むことができます。慣れてきたら、書籍に掲載されているわらべうた以外の歌を使うのも楽しいです。 - お悩み別のマッサージ
鼻詰まり、便秘などの体調ケアに役立つマッサージが紹介されています。 - 発達段階別のマッサージ
妊娠中から4歳まで、それぞれの発達に合わせた方法がわかりやすく説明されています。 - 日常生活の場面別マッサージ
褒める時や叱る時、歯磨きや寝かしつけの際など、特定の場面で役立つマッサージも紹介されています。
ベビーマッサージを取り入れた一日の過ごし方は➡️「5ヶ月の赤ちゃんとの一日:私のスケジュールと過ごし方の工夫」
ベビーマッサージにオイルは必要?
書籍では「オイルを必ず使う必要はない」とされていますが、私の場合は、特に赤ちゃんが裸の時に摩擦を軽減するためにオイルやベビーミルクを使用しています。オイルには以下の2種類があり、それぞれの用途に応じて使い分けると便利です。
- 鉱物油
肌に浸透せず、保護目的で使用。摩擦が気になる時に適しています。ジョンソンベビーのベビーオイルを使っています。綿棒浣腸にも使えます。 - 植物油
肌に浸透し、マッサージに最適。私が愛用しているのは無印良品のホホバオイルです。
わらべうたを活用してマッサージをさらに楽しく!
わらべうたに合わせてベビーマッサージをすると、赤ちゃんとの触れ合いがさらに楽しいものになります。我が家では3歳までに歌を200曲覚える目標を立てており、マッサージと歌を組み合わせることで、一石二鳥の効果を実感しています。
3歳までにうた200曲の効果については➡️「三つ子の魂百まで」実践!歌200曲と読み聞かせ1万回のすすめ
まとめ:ベビーマッサージで親子の絆を深めよう
ベビーマッサージは、赤ちゃんの健やかな成長を促すだけでなく、親自身のリラックスや育児の楽しさを発見するきっかけにもなります。忙しい日々の中でも、短時間で効果を感じられるので、ぜひ取り入れてみてください。